たこ焼きキャンプ2019〈4〉須磨ですごした、大切な日々
須磨の宿舎での、一週間。
少しずつ、ここは《暮らすような場所》になっていきます。
みんなで枕を並べて眠り、みんなで食べ、みんなであそび…
時にはけんかもして、また仲直りして。
たのしいイベントもいいけれど、そんな何げない《日常》もまた、かけがえのない時間。
ひとつひとつが、振り返るときらきらと輝いています。
「かくれんぼしてるの!」
「ウフフフ…」
こんなにも没頭して、漫画を読む。
たこキャン文庫では、「犬夜叉」が一番人気。
ドミノ倒しに、わくわく!
これはどういう状況なのか…
たのしい状況だったみたいです。
「キャハハハ~♪」
みちくん「むぎゅー」
くっついて、くっついて…
みんなで何を、そんなに見てる?
暑い日盛り、生活担当ボランティアさんは毎日2回の洗濯。
切れ目のないお茶作りや、さまざまな仕事で子どもたちの日々を支えています。
たこキャンTシャツ、二段重ね。
とにかくみんな、スキンシップが大好きです。
今年もまた、毎日昼間は危険な酷暑が続きました。
須磨では室内ですごすことも多かったのですが、じっくりといろんなことに取り組む子もいて、充実した時間でもあったようです。
おでかけで買ったプラモデル、短期間で綺麗に完成させました!
細かい細かい部品と格闘しての、笑顔。
好きなものへの集中力はすごいです。
ブロックで組み立てた大作!
大作同士の、熱い戦い!
読書感想文、みーこさんと。
集中して、考えて、ひらめいた!?
神戸新聞の記者さんの取材。
女の子たち、真剣に答えていました。
ときにはこんなふうに、ぽっかりと。
これもまた、大事な時間。
【出会いがあって、別れがあって。】
たこキャンには、毎年ほんとうにたくさんのボランティアさんが参加してくれます。
続けて何年にもわたって来てくださる生活や食事担当の方。
子ども担当の学生ボランティアでも、毎年来てくれて、卒業してからでも仕事の合間に駆けつけてくれる方もいます。
また、その年ごとに必ず新しい学生さんも来て、子どもたちと仲よくなってくれます。
子ども担当になった若いボランティアさんが一様に言うのは、
「子どもたちの方から来てくれて、あっというまに親しくなる。ほんとうにみんな、人なつっこい」
ということ。
でもそれは、ボランティアさんの姿勢が、子どもたちに向けて開かれているからでもあるのです。
「この人となら、仲よくなれる!飛び込んでいっても、大丈夫!」
そう子どもたちに思われたということなのです。
ひさしぶりに会えた、あやちゃん。
別れがちょっぴりさびしいな。
子どもたちの心身を毎回癒しに来てくださる、タッチ・イン・ピースのみなさん。
今年も子どもたち、身をゆだねて途中からぐっすりです。
はじめて会って、仲よくなったボランティアさん、今日が最後。
Tシャツにサインして!って頼んだけど… くすぐったい~!!
お世話になった高校生ボランティアの磨美ちゃん、生活担当に入ってくださったお母さんとも、この日でお別れです。名残り惜しいね…
元気で!気をつけて!
また来年も来てくれたら、みんな喜ぶよ~
【もういちど釣り!そして花火】
海水浴ももちろんだけど、釣りは毎年、子どもたちに大人気です。
海のここちよさ、獲物をとらえるワクワク感…なんともいえない魅力があるんでしょうね。
この日は、前回釣りに参加できなかった子が「今度こそは!」と須磨の海岸にやってきました。
今回の師匠は、マスターです!
がんばれ~
おおっ、釣れたぞ~!
見て、見て~♪
海に向かってポーズ!
実はこのとき、ちょっとしたエピソードが。
女の子たちが砂浜を歩いていて、
「ゴミめっちゃある!」
「袋ない?」
となり、
「須磨にはお世話になったから、ゴミ拾いやろう~」
と、たくさんの砂浜のゴミを拾ってくれたのです。
あとでこの話を聞いて、なんだか胸がじーんとしてしまいました。
誰に言われたわけでもなく、須磨への恩返し(?)にゴミを拾い続けてくれた子たち。
その心がありがたい…
集めたゴミがこちら↓
そして、これはまた別の日。
夕映えの明石海峡大橋をバックに、みんなで記念撮影。
おだやかな海のここちよさを、満喫しました。
毎年、須磨の地元の自治会主催の花火のつどいに、たこキャンの子どもたちをよんでいただいています。
今年もゆっくりと花火を楽しみました!
桜木町自治会のみなさん、いつも本当にありがとうございます!
たくさんのことがあった須磨での1週間を終え、次回は姫路に移動。
また新たな展開をお楽しみに!