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 「福島の子どもを招きたい! 明石プロジェクト」が主催する「たこ焼きキャンプ」のブログ


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「みみをすますinひょうご」レポート(後半)

22日にひょうご共済会館でおこなわれた「『放射能からいのちを守る全国サミット』プレ企画 みみをすますinひょうご ~今、関西でできることを語り合う~」後半部分のレポートをお届けします。


◎片岡輝美さん(会津放射能測定センター代表)現地報告・要旨

原発事故の直後、親しい親子が福島から逃げて行った。その後ろ姿を見ながら、友人たちを置いて自分たち家族だけで逃げるのかと疑問に思った。
けれど時間がたって、原発に対する知識と高い危機意識を持ち、互いを理解している人たちは、自分の意思で家族単位で逃げるかどうかを決める、それが正しいのだと気づいた。
危機意識があるかないかで福島県では大混乱が起きた。コミュニティが壊れ、家族の中でも関係が悪化していった。逃げた人間は大きな罪悪感を持ち、戻ればバッシングにもさらされる。誰も逃げて平気でいる人間はいない。
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会津放射能測定センターは、九条の会が前身。私たちは、いざというとき、国は絶対に国民を守らないことを知っている。私たちの目指すものは、社会的、平和的生存権を獲得すること。この10ヶ月、さまざまなプログラムを作って毎日活動してきた。

センターの目標は、
①放射線量の正しい測定と情報提供 
国がやるべきことは基準を決めることではなく、正しい数値を測定し、その情報を提供すること。安全かどうかを決めるのは国ではなくひとりひとりの個人。民主主義の意味がそこにある。
②人の思いに耳を傾け、寄り添う
しゃべり場を作って、話を聴く、語り合う。子どもの健康相談、保養プログラムも継続しておこなっていく。

福島の人間はもっと怒らないとだめじゃないかとよく言われるが、福島県民は怒り続けている。怒り疲れ、現実から逃げたくなるときもある。けれど子どもたちが本当に安心して生活できるよう、活動を続けていきたい。長い闘いになる。みなさんの思いが福島の子どもたちに届き、一時福島を離れ、安心して保養できるところとなってほしい。いざというときに逃げる先として、受け皿になっていただきたい。


***
片岡さんのお話のあと、休憩をはさんで分科会がおこなわれました。
①福島県内のニーズ 
②一時保養キャンプの実践 
③団体間の連携・行政との連携 
④避難・移住をどう促進するか

この4つのテーマに分かれ、活発な話し合いが進みました。1時間にわたる分科会のあと、それぞれの内容をシェアしました。
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福島から関西に避難している方もまじえ、現実的に避難・移住・保養などの問題について語り合う時間となりました。一時保養キャンプの分科会には、これからキャンプ等保養プログラムを実施したいと考えている方が詰めかけ、すでに昨夏実施した団体への質問が相次いだようです。

この日集まった団体は、あらかじめ参加表明されていただけで24団体、百数十名に上りました。(たこキャンからも10名が参加しました!)
レポート前半にも書いたように、関西だけでなく、北九州、広島、岡山などから福島へのさまざまな支援を行っている方が続々と来られ、西日本の支援団体がこれほど一堂に会する機会は初めてだったと思います。
これだけの団体が集まっているのに限られた時間しか取れなかったのは残念でしたが、休憩時間や散会のあとも、盛んに互いの紹介や情報交換がおこなわれており、たくさんの新しい出会いがあったようです。やはり顔と顔を合わせてつながることの大切さを改めて感じさせられました。
ここに参加して初めて出会った関西への避難者のお母さん同士が、同じ市から避難してきてお子さんの年齢も同じということに驚き、出会いをとても喜ばれるというシーンもありました。

ここをまた新たな起点として、参加者同士がメーリングリスト等でつながりを作りながら、2月11・12日に福島でおこなわれる「放射能からいのちを守る全国サミット」でさらに大きな輪につなげていければと思います。
画期的な試みである「全国サミット」に、多くの参加があることを心から願っています。
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by takocamp | 2012-01-25 21:43 | Comments(0)