明石であそぼう! たこ焼きキャンプ takocamp.exblog.jp

 「福島の子どもを招きたい! 明石プロジェクト」が主催する「たこ焼きキャンプ」のブログ


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福島滞在日記その2

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代表の小野から、福島入り2日目の報告です。

福島市にて
4日は朝、寺子屋方丈舎の江川さんの車に乗り、福島市に移動。引きこもりと言われる若者や不登校の若者の支援をしてきた「ビーンズふくしま」の中鉢さんのエスコートで、福島市内のNPOや避難所を回らせていただきました。福島県庁近くの記者クラブにも行きましたが、なかなか緊張感がありました。途中、17日の説明会の会場、福島市市民活動サポートセンターも下見。避難所の体育館では、いろいろなやりとりの末、キャンプのチラシを置かせてもらえることに。震災からほぼ4ヶ月、いまだに体育館に避難している人たちが相当数いる事態は阪神淡路大震災でもかんがえられなかったことです。でも、その避難所に元気な小学生がたくさんいて、この子たちにもキャンプに来てもらえたらいいなあと思いました。
最後に、ビーンズふくしまのフリースクールを訪問。15~18歳が中心の子どもたち10人ほどが来ていて、ゆったりとなごやかに過ごしている雰囲気に、かつて私がスタッフをしていたフリースクールの様子を思い出し、ほっこりとした気持ちになりました。

夜は、「やまなみ農園」という自然農の農場をしていた佐藤幸子さんを訪問。
佐藤幸子さんのことは、子どもの被曝基準20ミリシーベルトの問題で福島県の親たちが国や文科省と交渉に行ったとき、一番最初に本当に心に迫る、切々とした発言をしていた姿がユーチューブで流れていて知りました。今は、福島県の子どもたちの一時疎開や県外避難、健康相談などを中心とした活動をしています。
「チェルノブイリ原発事故の後、原発や石油に頼らない生活をしようと思い、自然農をやってきた。それが今度の原発事故のために全部だめになってしまったが、今の事態は、これまでの日本人がやってきたことをすべて問い直しているんだと思う。しばらくのあいだは、農業はやらず、この問題に取り組もうと思う。」
佐藤さんの一言ひとことに、胸が熱くなりました。一度「やまなみ農園」を訪ねたことのある知人によると、食べものやエネルギーを本当に自給に近いかたちでまかなった生活をしている素敵なところだったそうです。
そうした自然農や有機農業をしていた田畑にも大量に放射能がふりそそいでしまいました。取り組んできた人たちの血のにじむような努力を無にしてしまった今回の事態に、本当に言葉もありません。しかし、佐藤さんのように、現地でこの事態にまっすぐ向き合っている人がいることに、希望も感じました。
福島市内では、ごく普通に街を歩いている若い人たちや親子連れもたくさん見かけました。一時間あたり1マイクロシーベルトを超える街でも、そこにいる限り、食べたり仕事したり遊んだり恋をしたり、という普通のくらしがあります。でも、おそらく、そうしながらみんなどうしたらいいかわからない不安を抱えているのだと思います。

佐藤さんと話して、気分がよくなって入った居酒屋で、そこの威勢のいい大将に、「支援の人ですか?」と訪ねられ、いろいろ話をすると、「こんな放射能の街によく来てくれました」と言われました。つらい言葉です。
さらに話してみて、チェーン店ながら、結構店長がやりたいようにやれる店であること、船が好きなので、船のイメージで店内を改装したこと、福島を主にして東北の地酒を置いていること、などを楽しそうに話してくれました。
どうしたらいいのか本当にわかりませんが、とにかく福島の人たち・子どもたちと直接顔の見えるつながりを作って、そこから何ができるか考えていきたいと、強く思いました。

小野

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by takocamp | 2011-07-05 11:58 | Comments(0)