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 「福島の子どもを招きたい! 明石プロジェクト」が主催する「たこ焼きキャンプ」のブログ


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前回ブログでお知らせした、
「福島と関西をつなぐ南会津交流会 ~保養参加の親子と関西の保養主催者が出会う一泊交流会」
が5月25日~26日、「会津山村道場うさぎの森オートキャンプ場」にておこなわれました。
関西などの保養キャンプ関係の団体と、福島県周辺の親子が集い、一泊二日でじっくりと交流し、情報交換や今後の保養の方向を話し合う貴重な機会となりました。
この交流会のレポートを2回に分けてお届けします。


関西からの参加者のほとんどは前日に出発、東京などに宿泊してから南会津に向かいました。南会津は栃木県との県境にも近く、東京からのアクセスもいいことを発見。
福島県内のあちこちから車で参加された親子からも、「南会津は遠いと思っていたが、意外に早く来られた」との声が聞かれました。

会場となった「会津山村道場」の建物。とてもすてきな施設です。
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宿泊棟が広々とした敷地内にゆったりと建っています。
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コテージの中。あたたかみのある木の作り。
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第1日目、交流会の受付が始まりました。
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参加したのは、保養キャンプ参加経験のある親子14家族36人、関西、南会津、山形の保養・支援関係団体から25人、保育ボランティア5人、総勢66人となりました。
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たこ焼きキャンプのマスターこと小野の司会進行で、まずは自己紹介。
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次に、「保養情報の伝え方・知り方」「地域の様子・学校の様子」などテーマを複数出し、みんなで話し合う切り口を詰めていきます。
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まず、参加親子のお母さん、お父さんから、それぞれの現在の地域の様子、学校の様子について話していただきました。
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全体的に、震災・原発事故から2年以上がたち、一般の家庭では放射能に対する関心が低くなっていること、学校でも子どもたちの被ばくを防ぐ取り組みが希薄になっていること、その中で子どもを保養に出したり、放射能への不安を口にしたりする親御さんが孤立してしまう様子がうかがえました。
その中でも、周りのお母さんたちに呼びかけて講演会や相談会を開くなど、つながりを広げていっている方もおられました。


次のお題は、「保養キャンプのこれは!というエピソード」。
キャンプ団体はみんなドキドキで耳を傾けました。
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夏のキャンプで、帰宅後子どもの水筒がまったく洗えていなくてドロドロだった。あせもの薬が塗れてなくて、あせもだらけで帰宅して医者通い… など、なかなか衝撃的な体験が飛び出しました(いや、これは確かに、たこキャン的にはどこかで聞いたような…? 気のせいでしょうか!?)
反面、キャンプでの身体によい食事が今後の参考になった、という声も聞かれました。

また、保養関係の団体の方からは、できるだけ自然で健康的な食材を使いたいが経費もかさみ、食にこだわりすぎると逆に子どもがあまり食べなかったりする。一緒に料理するなどの体験を大切にして、自然に食を大切にする気持ちをはぐくみたい、というお話もありました。


さて、大人たちが話し合っている間、子どもたちは…

体育館で保育スタッフとあそんでいます。保養キャンプで知り合っていた子も、初めて会う子も楽しそうです。
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続いて、全体をA~Dの4つのグループに分け、現在それぞれがかかえる問題についてグループトークをおこないました。
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活発な話し合いのあと、それぞれのグループの報告者からまとめがレポートされました。

◎Aグループ
保養キャンプは、プログラムをあまり決めないで、ゆったり日常生活のように過ごすのがいい。
中学生になると参加しなくなるという問題については、部活動単位など受けいれ方を考えたい。
保養は、実施している側も参加する側も思いは同じで、ずっと続けていきたいと考えている。

◎Bグループ
地元の医療が信じられないという声が多い。嚢胞ががんに直結するわけではなく、嚢胞がなくてもがんになる場合もあるが、2年に1回の検査では少ない。
保養に来たら線量の数値が減ったというデータがあったらいいなと思う。チェルノブイリほど顕著ではないので、そこが難しい。

◎Cグループ
キャンプ中、夏休みの宿題をする時間を作ってほしい。複数のキャンプをはしごする子については特に。
保養を提供する意味の中には、他人ごとではない、同じように案じ、思っているんだと被災者に示す意味もある。

◎Dグループ
若い人が意外にインターネットを使っていない。今後はネットで情報を流すだけでなく、紙媒体での情報発信も大切。ただし、紙媒体はどうしても情報伝達が遅くなり、知ったときには保養の申し込みが過ぎていたりする問題もある。
地域や学校、また保守的な風土の中で家族の理解が得られず、放射能から子どもを守る活動をするのが難しい現状がある。地域を超えてつながっていくことが大切。
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第1日の話し合いを終え、夕方からはみんなでバーベキューです。
しかしバーベキューの火は、マッチやライターでつけるのではありません。
ここでのお約束は、調理の火は自力で起こすこと!

「こめらの森」の大西琢也さんは、なんと! 国際火起こしコンクールや「TVチャンピオン」でも優勝した、世界的な《火起こし名人》なのです!
「今日は、錐揉式というやり方で火を起こします」
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さて、火起こしの始まりです。
麻ひもをほどいたものを用意して…
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まずは、火の神さまに祈りを捧げます。
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丸い溝をつけた板に棒を差し込み、両手で棒をぐりぐり回していくと、名人はあっという間に火を起こしてしまいました!
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できた火種を、さっきの麻で包んで、ふーふー息を吹きかけます。
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それを片手に持って、ぐるんぐるんと回すと…
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発火! おみごと!
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松ぼっくりに火を移し、それから炭を入れます。
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ぼくもやるぞ~!
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お父さんも真剣!
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燃えろ、燃えろ~
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それぞれのかまどに無事火がつきました。
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子どもたちも手伝って用意した材料で、おいしいバーベキューです。
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食事のあとは、夜の懇親会。
お酒も入って、小さな話の輪がたくさんできていました。
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垣根を越えて、少しずつ大人たちも親しくなっていきます。
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南会津交流会第1日、いかがでしたか?
第2日のレポートは次回に。どうぞお楽しみに!
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by takocamp | 2013-05-27 23:52 | Comments(0)
5月21日、六甲道勤労市民センターで、第6回保養実践交流会がおこなわれました。
参加した団体は、ゴー!ゴー!わくわくキャンプ、宝塚保養キャンプ、ハーメルン・プロジェクト ジョイントチーム、たかつき保養キャンプ、能勢農場、神戸YWCA、ヒューマン・ビジョンの会、たこ焼きキャンプの8団体でした。
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春休みの保養キャンプをおこなった団体からはその報告が、そして今年の夏のキャンプを予定している団体からは日程や内容などが発表されました。
今夏初めてのキャンプを予定している、たかつき保養キャンプのスタッフからは、キャンプの運営や参加者募集の方法などいろいろな質問があり、すでにキャンプをおこなった他団体のスタッフが経験に基づいたアドバイスをしていました。
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震災から2年以上たちますが、関西の保養・避難関係の団体のパワーは健在。
今週末には南会津にて、このような交流会もおこなわれます。


福島と関西をつなぐ~南会津交流会
~保養参加の親子と関西の保養主催者が出会う一泊交流会~
とき   2013年5月25日(土)~26日(日) 1泊2日
ところ  福島県南会津町・「会津山村道場うさぎの森オートキャンプ場」

原発事故後、全国のあちこちで保養キャンプが行われています。私たちの住む関西でも、保養に熱心に取り組んでいる人たちがたくさんいます。
しかし、いろいろな事情で保養に参加しにくい方が多かったり、ニーズに沿った保養キャンプが少ない等の問題を感じていらっしゃる方も多かったりするのではないでしょうか。
保養を主催する団体から一方通行で情報を送るようなかたちではなく、保養に参加したい親子と保養の主催者が、顔が見える関係になり、一緒に保養プログラムを作っていくようなやり方が必要ではないかと考え、そのてがかりとなるよう、この交流会を企画しました。

<プログラム>
25日(土)
親と支援者の交流Ⅰ  親からの発言・保養団体から活動紹介
  (子どもたちは、ボランティアが保育)
夕食  みんなでバーベキュー 夜は懇親会
26日(日)
親・支援者…今後の活動と連携についてのミーティング
      ・関西と被災地の連携、当事者と支援者の連携による保養の計画
      ・保養についての要望を復興庁に届けよう
       などのテーマで、ワークショップ形式を取り入れてディスカッション
      (子どもたちは屋外・体育館にて保育)
交流会終了後 オプション・見学ツアー
A、南会津コース …「こめらの森」および「「うつくしまロハスセンター あらかい健康市場」
B、会津若松コース …仮設住宅訪問ほか


この交流会については、後日このブログでレポートしますので、どうぞお楽しみに!
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by takocamp | 2013-05-23 14:11 | Comments(0)