たこキャン同窓会2017@二本松
今年も、私たちスタッフやボランティアが福島を訪れ、夏のキャンプに参加した子どもたちと再会し、親御さんやきょうだいも含めにぎやかに1泊2日を過ごしました。
近年の《たこキャン同窓会》は、たこ焼きキャンプの保護者団体「たこ焼きキャンプFUKUSHIMA」の中で手を挙げてくれたお母さん・お父さんが、毎年準備や手配をおこなってくださっています。
今年も、幹事役のお母さんたちのきめ細かい準備と進行で、楽しい2日間が実現しました。
12月9日、スタッフ3名+子ども担当ボランティア2名が福島・二本松へ。
たこキャンの子どもたち、お母さんたち、きょうだいたちが次々と集まってきて…
夏以来の再会!
みんな少しずつ背が伸びて、おとなっぽくなっていますね~
うれしいけどちょっと照れてみたり。
お母さんたちも早速、話に花が咲きます。
みんな、ひさびさの《たこキャン時間》が始まった感じです。
みんなに会えてほんとにうれしいです。
夜にはもっと人数が増えるよ!
「げんきキッズパーク」で遊びはじめた子どもたち。
すぐにエンジン全開です!
震災後に福島県内に次々とできた、室内遊び場。
ここは広々としていて、さまざまなアイテムが用意されています。
大きな遊び場には、すべり台やボールプールなど遊び道具がいっぱい。
たくさん遊んだあとは、二本松の男女共生センターへ移動。
ここで、昼間は参加できなかった子や親御さんも合流しました。
会場を埋めた親子とスタッフ、総勢約50名!
ここから合流の子は、子ども担当と再会してニコニコです。
なにやら、ギネスに挑戦するらしい!?
さっそく自分たちでタイトルを書きはじめる子どもたち。
みんなで夏のキャンプの写真を見ながら思い出を振り返ったあと、幹事役のお母さんたちが手配してくださったお弁当で夕食です。
いただきまーす!
幹事役のお母さんたち、集まってくださった親御さん、小さいきょうだいのみなさん、ほんとうにありがとうございます!
女の子チームも集まりました!
夕食の後は、子ども担当の翔くんと栄志くんが用意したゲームをやりました!
こちらは紙をつなぎあわせて競うゲーム。
ジェスチャーゲームも盛り上がりました!
景品のお菓子、僕にも僕にも~
こちらは、夜の大人の部。
福島の美味しいお酒やら、兵庫の海の幸のおつまみやら… 大人たちのおしゃべりが広がります。
その中を、小さい子たちがあっち行ったりこっち行ったり。
たこキャンキッズもお菓子を求めて大人部屋にやってきました~
夜はまだまだ長いぞ!
寝ない気(!)まんまんの男子たち。
こうして二本松の夜は、にぎやかに更けていきました。
(ほんとにほとんど寝ずに遊んでいた子もいるというウワサも…)
翌日、12月10日。
朝食のときの風景。
自分の弟も大好きだけど、ほかの子の弟も可愛くて仕方ない!
大きな子が小さな子を一生懸命お世話する様子がたくさん見られました。
用事があって早めに帰る子を、マスターと翔くんがお見送り。
また会おうな~!
2日目の午前は、親御さんの懇談会をおこないました。
たこキャンに参加するようになってからの子どもたちの変化、保養キャンプをこれからも長く続けてほしい、この同窓会が親が参加できる貴重な機会なので、これもぜひ続けていってほしい… など、いろいろなご意見を聞くことができました。
とにかくたこキャンが大好き!たこキャン命!というお子さんが多く、私たちにとってはほんとうにありがたい声をたくさんいただきました。
子どもを迎えに来られた親御さんとも、短い時間でも顔を合わせてお話を聴くことができ、よかったです!
最後に全員で記念撮影。
今年も楽しくにぎやかな同窓会が実現したことに心から感謝です!
あらためて、幹事役のお母さんたち、何から何までお世話になりました。本当にお疲れさまでした!
名残り惜しく別れていく子どもたち。
来年また中だこ会議で会えるかな~
高校生になったらボランティアでたこキャンに行く!と言ってくれてる子たち。
頼もしい! それが実現したらほんとうにうれしいことです。
大好きなマスターと3ショット!
きっとまた会おう!
ここからは、同窓会後の番外編。
みんなと別れたあと、せっかく福島に来たのだからということで、子ども担当の若者2人をプチ・スタディツアーに連れて行きました。
まずは、浪江町から津波被害のため仮移転し、二本松駅前で営業している「杉乃家」さんで、名物の浪江焼きそばをいただきました。
そのあとは、先日のボランティアさんたちのいわきスタディツアーでも訪れた、三春町のお店「えすぺり」へ。
こちらで、オーナーである大河原多津子さんのお話を伺うことができました。
有機農業で未来を描いていた大河原さんご夫妻。
震災と原発事故以来、言葉につくせないほどの困難に出会いながら一歩一歩前進し、このお店を開いて今日まで発展させてこられた道のりの一端を聞かせていただき、深く胸の奥に響きました。
お忙しい中、時間を割いてお話を聞かせてくださった大河原さん、ほんとうにありがとうございました。
最後に訪れたのは、三春町にある「コミュタン福島(福島県環境創造センター交流棟)」。
原発事故以来の放射能汚染について学習できる施設として昨年開設され、福島県内の小学生は全員、学校単位でここを訪れるようになっています。
放射線の動きを目で見ることができる機械。
さまざまなとらえ方があると思いますが、具体的に放射線についていろいろと学べる反面、廃炉の問題や現在の放射線放出の問題などには触れず、福島への郷土愛や復興を前面に出す形で作られている施設とも感じました。福島を初めて訪れた若者たちは、どんなふうに受けとめたでしょうか。
福島県内では当たり前の風景となったモニタリングポストも、2人にとっては初めて間近に見るもの。今回の経験が、福島をめぐるさまざまな問題を考えるために少しでも役立ってくれればと思います。
たこキャン同窓会2017、濃くて熱い2日間となりました。
参加してくださったみなさん、支えてくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
※この事業は認定NPO法人 しみん基金•こうべの助成も受けて実施しました。
そして、たこキャンにかかわり、応援してくださるみなさんへ。
どうぞよい新年をお迎えください!
2018年が明るい思いを抱ける年になりますように。
新しい年も、たこ焼きキャンプをどうぞよろしくお願いいたします!