2017現地スタディツアー&キャンプ報告会
たこ焼きキャンプスタッフとボランティアが見た・感じた福島
~2017現地スタディツアーとキャンプの報告~
と題した報告会を開催しました。
10月中旬、スタッフとボランティアの6名が関西から福島へ行き、いわき市から出発して帰還困難区域のすぐ近くや、最近避難解除された地域も含む福島の現状を見学してきました。たこ焼きキャンプに参加している親子とも念願の交流をし、とても充実した一泊二日のスタディツアーを体験してきました。
当日は、このスタディツアーに参加したスタッフとボランティアによる内容報告と感想、また他の参加者からの保養についての貴重な報告もおこなわれました。
(ツアーの様子は、このブログの前々記事http://takocamp.exblog.jp/25945670/をご覧ください)
最初に、写真を見せながらスタディツアーの様子を事務局より報告しました。
いわき市内から楢葉町、富岡町の帰宅困難区域ぎりぎりまでの行程、そして2日目に訪ねたいわき市小名浜港、避難解除となった葛尾村などの様子をお伝えしました。
スタディツアーに参加し、初めて福島を訪れたボランティアさんからの感想もお聴きしました。
やはり現地に行ってみてこそ感じることが、とてもたくさんあったとのことです。
保養の必要性を実感したという声とともに、もっと福島にかかわりたいという思いを語ってくださる方もありました。
また、この日は保養の全国調査をずっとおこなっている、たこキャン元スタッフ・鈴木一正さんからの最新報告もありました。また、環境学の立場から保養にかかわっておられる研究者の方々の飛び入り参加があり、貴重なお話を聴くこともできました。
最後に、たこ焼きキャンプ代表の小野洋より、最近保養について考えているさまざまな問題について話をさせていただきました。
原発事故から7年近くがたつ今、保養の意義や意味が変わりつつある部分と変わらない部分がそれぞれにあります。私たち保養キャンプのスタッフにとって、これからも活動を続けていく上で大切な問題を、短い時間ではありますが参加者と共有できたように思いました。
終了後、とても充実した報告会だったと感想をいただきました。
お忙しい中ご参加いただいたみなさん、ほんとうにありがとうございました!
※この事業は認定NPO法人 しみん基金•こうべの助成も受けて実施しました。
師走に入り、今度は「たこキャン同窓会」が目前。子どもたち、親御さんたちがワクワクと福島で待ってくれているようです。またこのブログでの報告をお楽しみに!