たこ焼きキャンプ2016 〈1〉福島から兵庫へ!
東日本大震災にともなう原発事故被災地の子どもたちに、関西に来てもらってのびのびとあそんでもらおう! という思いで始まった、たこ焼きキャンプ。毎年夏休みに福島県周辺の子どもたちを兵庫県に招いて、約二週間のキャンプをおこなってきました。
各地の保養団体ともつながりながら、一昨年には福島県内に参加者の保護者団体「たこ焼きキャンプFUKUSHIMA」も設立。子どもたちの実行委員会「中だこ会議」も定期的におこなって、参加者も主体的にかかわれるキャンプを目指しています。
そして今年も、7月28日から8月8日まで、神戸市と姫路市を拠点にキャンプを開催しました。
21人の子どもたちが福島県から参加、12日間をさまざまな経験を重ねて過ごしました。
初期の参加者だった子も転居先からやってきてくれ、多くのボランティアさん、支援の方々に囲まれて、にぎやかな忘れがたい日々が過ぎていきました。
たこ焼きキャンプ2016、その12日間の様子を、子どもたちの写真を中心に5回に分けてレポートします。
【『ここって日本語通じるの?』 ~ようこそ!福島から兵庫へ】
7月28日、郡山に集合した21人の子どもたち。エメラルドグリーンの今年のたこキャンTシャツに身をつつみ、いよいよ出発です。家族の見送りをうけて、スタッフとともに一路、兵庫県へ!
イエーイ! 新神戸に着いたぞ~
降り立った子どもたちの中から、
「ここって日本語通じるの?」
という声が。
リピーターも多いたこキャンですが、初めての子どもたちにとって、兵庫県はほんとうにほんとうに遠い、未知の土地なんだなあ…と実感したひとことでした。
ようこそ、遠い兵庫へ! 日本語、通じるで!
リピーターの子は、なつかしいスタッフさんと再会。「大きくなったね~!」
このあと、須磨の宿舎に到着した子どもたち。いよいよ、たこ焼きキャンプ2016の日々がスタートしました!
ここが宿舎の大広間。須磨での5日間、子どもミーティング、食事、男の子たちの寝る場所にもなります。
マスターを見つめる、子どもたち。
【須磨での日々。海と空と、おさかなと。】
楽しみにしていた子が多かった、海水浴。
初めて参加した女の子が、「あたし、海入るの初めて!」と言うのを聞いて、震災からの時間を思いました。
抜けるような青空のもと。「ぼくたち、バディです!」
海ってわくわくするね~
かっぱのくりちゃん、すーいすい。
海の生きもの、いろいろ見つけました。
「ねえ、カニだよ~」
こちらは、不思議な生物!?
あとで調べたら、ウミウシの仲間でした。
海水浴は、たくさんの見守りボランティアさんの協力のもと、楽しく安全に!
番外編。
こんな楽しみ方もありまっす! 空からぼくを見つけてね~
一方、釣りを楽しむ子たち。
昨年も来てくださった釣り名人に教わって、今日はサビキ釣りに挑戦です!
「釣れたよ~」
みんな、なかなかの腕前。小さな魚が面白いようにかかります。
釣り上げたハゲの子どもを観察中。福島ではカワハギというのかな?
「よしっ。もうすぐかかるぞ~」名人がしっかり支えてくれてます。
一番釣った子の記録は、なんと16匹!
釣り上げて跳ねる魚を見つめる。
釣れた魚は、その場でみんなでさばいて持ち帰りました。
おいしいから揚げになりました~。
海から帰ったあとは、たこ焼き大会!
にぎやかにみんなで焼きましたよ~
やっぱり、たこ焼きキャンプにたこ焼きは欠かせません!
次回は、須磨での日々を別の角度から。更新をお楽しみに~☆
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